アメリカンホーム医療・損害保険(以下アメリカンホーム)はCSR活動として2010年から、小児がんなどの病気と闘う子どもと家族をキッザニア東京に招待する取り組みを行っている。毎年、招待者は増えていき、2015年は合計713人(子ども355人、大人358)が来場した。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

子どもたちは楽しみながら仕事を学んだ

子どもたちは楽しみながら仕事を学んだ

取り組みの名称は、「アメリカンホーム・ダイレクト キッザニアナイト!」。アメリカンホームが年に1回、「キッザニア東京」を貸し切り、闘病中の子どもとその家族を招待している。小児ガンの子どもは、化学療法などの副作用で免疫力が低下しているため、普段、不特定多数の人が集まるエンターテイメント施設で遊べないことが背景にある。

会場には医師、看護師が待機しており、子どもの体調の変化に迅速に対応できるようにした。当日はアメリカンホームの社員ボランティアが、消防士のアクティビティを楽しめる「消防署パビリオン」で子どもたちをサポートした。

参加した親からは、「普段は死と隣あわせで、将来のことは考えづらい。ここで仕事をしている姿を見るとうれしい」と感想が聞かれた。

AIGジャパン・ホールディングスの只友真理・広報部 CSRマネージャーは、「この活動で見返りを求めることはなく、一企業としてできることを今後も続けていきたい」と話す。

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