ふるさと丹波市定住促進会議は、兵庫県丹波市で「お試しテレワーク」する人を募集している。お試しテレワークの期間は、働く場所と住居にかかる費用は無料。対象は主に社会人だが、大学生でも応募できる。期間は1週間から1カ月まで。将来的に移住を考えているが、試しに住んでから移住先を決めたいという人には絶好の機会となる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

コワーキングスペースには、毎日さまざまな人が顔を出す

コワーキングスペースには、毎日さまざまな人が顔を出す

丹波市は兵庫県中央東部にあり、人口約6万7000人。大阪・神戸からは車・電車で1時間半から2時間ほど。豊かな自然と気候変動に恵まれた地域だ。都市部からの移住者が増えてきて、市内に4カ所あるシェアハウスはIターン者の拠点となっている。

丹波市では2015年11月から、移住定住を目指したテレワーク推進プロジェクトを始めた。企業人やフリーランサー向けに、仕事場と住居を無償で提供し、丹波の魅力を体感してもらう。仕事場は、市内のデザイン会社であるご近所が、そして、住居は、Iターン者がオーナーを務めるシェアハウスを提供した。

仕事場を提供したご近所は、スタッフ全員がIターン者。同社のオフィスには、地域住民がフラリと立ち寄ったり、フリーランサーがコワーキングスペースとして利用するなど、地域コミュニティをつくる場となっている。

お試しテレワークは、企業人でもフリーランサーでも応募可能だ。お試し期間は最短で1週間。昨年11月に始めたばかりだが、都内の企業に務めるエンジニア、フリーランスのウェブデザイナー、大手電気メーカーの部長らが体験した。

シェアハウスでは毎晩宴会が開かれるとか

シェアハウスでは毎晩宴会が開かれるとか

約1週間丹波で暮らした大手電気メーカーの部長は、「仕事場や暮らしの場で毎日のように新しい人が訪れて刺激になった」と感想を話した。コワーキングスペースにはもちろん、寝泊りするシェアハウスにも、毎日誰かが訪れて、人生の悩み相談や地域活性の話など、夜通し話し合う。

豊かな自然に囲まれた丹波での暮らしを体験してみては

豊かな自然に囲まれた丹波での暮らしを体験してみては

◆丹波市でテレワークする人を募集中!「お試しテレワーク」
・働く場所と住居(シェアハウスで移住者と共同生活)を無償提供。*丹波市までの交通手段および、丹波市内での移動手段は各自用意
・期間は1週間~1カ月程度
・体験期間中に丹波市のテレワーク推進広報活動に協力いただけること(SNSでの情報発信、メディアの取材・出演が可能な方)
・「お試しテレワーク」開催期間:3月末日まで(定数になり次第募集終了)
・募集人数:若干名
・問い合わせ先:ウェブはこちらから。丹波市建設部住まいづくり課(TEL:0795-88-5039)

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