今年もバレンタインの季節が近づいてきた。最近は恋人だけでなく友達にチョコレートを渡す人も増え、日頃の感謝の気持ちを伝える日になってきているようだ。無印良品ではさらにその気持ちを遠くに向けて「贈られる人、贈る人だけでなく、誰かを幸せにするバレンタイン」を提案している。

その「誰か」のために、手作りチョコレートのキットの売上1点ごとに1円を、国際子ども支援NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが実施している東日本大震災の復興支援プロジェクト“Speaking Out From Tohoku~子どもの参加でより良いまちに!~”の活動に寄付するという。

対象となる商品は「自分でつくるシリーズ」の全22アイテム。トリュフやガトーショコラなどを本格的に作ることができ、毎年人気の商品だ。




寄付先であるセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは世界約120ヵ国で「子どもの権利」を実現するために活動しており、東日本大震災後は被災した子どもと家族の日常性の回復と地域の復興を目指し、子ども参加によるまちづくりを実施している。これまでに避難所で安心・安全な遊び場「こどもひろば」の設置や、学用品配布や給食・バス支援、公園復旧や仮設住宅集会所におけるサポートなどを行ってきた。

「無印良品では、贈る人も贈られる人も心温まるように、そして、自分自身の大切な人だけでなく、世界のどこかで暮らしている人たちにも贈り物ができるよう取組んでいます」と担当の飯島由紀子さん。

今年のバレンタインは、チョコレートを作ったり食べたりしながら”世界のどこかの誰か”のことを考えてみよう。(オルタナS 木村絵里)

無印良品2012年バレンタイン「贈る人、贈られる人、そして子どもたちのために」
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン