しかし、化粧品開発のために行なわれる動物実験の残虐性から、消費者の声を受け、「新規原料開発を放棄してでも、化粧品のための動物実験を廃止する」と宣言する大手化粧品メーカーは増えている。動物実験では、「シャンプーの原料をウサギの目に注入」「リップカラーの材料をマウスの口から強制的に投与」「日焼け止め成分を背中に塗ったモルモットをアルミホイルで覆いUVランプを照射」などの行為が行われる。動物たちは実験で苦しめられた後、健康な体に戻されることなく、すべて殺処分され、廃棄される。
動物実験廃止の勢いは国際的に加速している。2013年3月11日、EUでは化粧品の動物実験を法律で完全に禁止し、イスラエル、インドも続いた。2014年にブラジル・サンパウロ州が禁止し、2015年には米国連邦議会に禁止法案が上程された。日本では、資生堂、花王グループ、コーセー、ノエビア、日本メナード化粧品、ポーラ・オルビスホールディングスが廃止を宣言している。
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