クラウドファンディングREADYFORは25日、国際協力活動応援プログラム「VOYAGE PROGRAM」を始めた。同プログラムでは、国際協力のお金の流れを加速させることが狙いだ。途上国支援などに取り組む団体や個人を公募。クラウドファンディングでの資金調達を通して、それぞれのプロジェクトをより社会に共感されるようにブラッシュアップしていく。(オルタナS副編集長=池田真隆)
クラウドファンディングとは、ネット上でプロジェクトを公開し、一般のユーザーから小額の支援金を募るものだ。READYFORは2011年から開始され、これまでのプロジェクト数は3,800件以上、流通総額は約20億円にのぼる。
同プログラムでは一般から公募した団体どうしで東京都内で3回に渡り、参加者同士のミーティングを行う。つながりを深め、識者の講座も受けられる。講座をするのは、電通ソーシャル・デザイン・エンジンの並河進氏、現代ビジネス編集者の徳瑠里香氏、国際協力NGO ADRA Japanでファンドレイジングを担当する山本匡浩氏の3人。さらに、プログラム全体のアドバイザーとして、昨年までシャンティ国際ボランティア会に所属していた鎌倉幸子氏も加わる。
今回のプログラムをコーディネートするREADYFORの田才諒哉氏は、「国際協力にもっと民間のお金が流れる社会をつくりたい。途上国で素晴らしい活動をしている団体は日本にもたくさんあるので、その活動をもっと多くの方に知ってもらい、その活動に賛同する応援者を増やしていきたい」と話す。
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