日本デジタルゲーム学会ゲーム教育専門部会は2月20・21日、「ゲームの力で世界を救え!第4回シリアスゲームジャム」を開いた。大学生と社会人合わせて37人が5つのチームに分かれ、環境に優しい「サステナブル社会」を実現するためのゲームを競い合った。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

2日間でゲームを開発した参加者たち

2日間でゲームを開発した参加者たち

同イベントは、コンピューター技術を社会問題の解決に生かす「シリアスゲーム」のハッカソンとして2014年に始まった。2日間で専門家からのアドバイスを得ながら、ゲームを開発した。

主催者代表は、岸本好弘・東京工科大学メディア学部准教授。参加者の38%は同大学の学生。同大学工学部からは、今回のテーマである「サステイナブル工学」の専門家として、大久保 友雅工学部機械工学科講師、芝池 成人工学部機械工学科教授が参加した。

ハッカソンが始まる前、岸本准教授はシリアスゲームジャムの社会的意義を参加者にスピーチし、大久保講師によるサステナブル社会をテーマとした講演を行った。その後、チームごとに制作作業を始めた。

■各チームが開発したゲーム

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●チーム1:「星に住む人」(提案者:宍倉)
小学生が星空の街を取り戻すために街をきれいするゲーム。サステイナブル社会の「トレードオフ」が学べる。

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●チーム2:「2匹の快適生活」(提案者:奈良)
陸と海に住んでいる2匹の生物を育てるゲーム。地続きなので環境のバランスに注意。サステイナブル社会が学べる。

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●チーム3:「全自動缶はこびアルゴリズムロボットをつくろう!」(提案者:長南)
空き缶再生ロボットのプログラムを組んでうまくゴミをリサイクルするゲーム。サステイナブル社会の「循環」が学べる。

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●チーム4:「SPACE COLONY Side-Earth」(提案者:八野)
スペースコロニー経営ゲーム。残された資源をうまく使って継続可能なコロニーにする。サステイナブル社会の「トレードオフ」が学べる。

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●チーム5:「ガラクタの地球VR」(提案者:林)
VR視点の宇宙船で地球から流れているゴミをリサイクルするゲーム。サステイナブル社会の「循環」が学べる。

今回の情報は、「第4回シリアスゲームジャム公式ホームページ」、および「IGDA日本」公式サイトで公開している。

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