「平和学の父」として知られるヨハン・ガルトゥング博士の来日費用を、クラウドファンディングで調達する動きが起きている。呼びかけ人は、関根健次・ユナイテッドピープル代表/一般社団法人 国際平和映像祭代表理事。5月下旬の講演会に招へいするため、50万円を集めている。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
ガルトゥング博士を日本に招へいする目的は、5月下旬に開かれる講演会にゲストとして呼ぶため。2015年夏に来日しており、戦争をしないことに加えて、貧困、抑圧、差別などの「構造的暴力」がない 「積極的平和」を基とした3つの提言をした。その3つとは、「北東アジア共同体を構築すること」、「専守防衛に徹すること」、「憲法9条1項を世界のために(広げること)」。
安保法が今年3月に施行され、専守防衛に徹してきた平和主義が大きく変わりつつある。そのようななか、日本は平和をどう守っていくのかを議論するために、ガルトゥング博士からの提言を待つ。
実施しているクラウドファンディングは「モーションギャラリー」。呼びかけたのは、一般社団法人 国際平和映像祭代表理事の関根さん。毎年、平和をテーマにした国際平和映像祭を開き、平和実現をミッションに活動している。クラウドファンディングでの目標金額は5月11日までに50万円で、現在9万5000円が集まっている。
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