皆さんは、ウユニ塩湖をご存知でしょうか。

こんな一面鏡張りの写真をどこかで目にしたことのある方も多いはず。
筆者も昨年の2月にこの絶景を見に、地球の裏側ボリビアまで足を運んだ一人です。(早稲田大学高野ゼミ支局=吉岡 遥菜・早稲田大学文化構想学部4年)

ウユニ塩湖 筆者撮影

ウユニ塩湖 筆者撮影

では、そんな奇跡の絶景が、失われかけていることも知っていましたか?

ウユニ塩湖は標高3600mの僻地に位置し、ごみ処理施設がありません。
そこに追い打ちをかけるように、近年この絶景を見ようと多くの観光客が訪れました。
地元住民のゴミに対する教育が進められていないのも問題の要因の一つ。
上の写真には写っていないところで、今も多くのゴミで溢れ返っているのです。

世界的な絶景として知られるがゴミが散乱する 筆者撮影

世界的な絶景として知られるがゴミが散乱する 筆者撮影

このウユニの現状を何とかしようと立ち上がったのが、中南米のガイドをしてきた本間賢人さんです。本間さんは現地でのヒアリングを重ね、現地に必要であり、最も効果的にごみ問題へのインパクトを残せる油化装置の導入、また現地に還元しながら、現地主体の持続可能な環境保全活動に取り組んでいます。

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本間さんは昨年私が訪れた際にガイドをして下さり、私はウユニの有識者が集まる意見交換に参加させていただきました。綺麗な景色を見たいというツーリストの純粋な気持ちが、知らず知らずのうちに環境や現地の人々の生活に少なからず負荷をかけていることを痛感し、今その場にいることに罪悪感を抱いたことを今でも覚えています。その一方で、人々の「知らない世界を見てみたい」という好奇心を抑えることは難しいことは私自身も良く分かっています。だからこそ持続可能な観光のシステムは、地元の環境や人々の為だけでなく、罪悪感を抱きつつも好奇心を抑えられない観光客にとってもありがたいものだといえます。

すでに行ったことのある方、いつかウユニ塩湖に行きたいと思っている方、ウユニ塩湖の絶景が当たり前ではなくなる前に一度HPを見てみてはいかがでしょうか。

Projecto YOSI HP

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