クラウド名刺管理サービスの企画・開発を行うSansan(サンサン・東京・渋谷)は10月3日、非営利組織向けの新プランの提供を始めた。NPO向けのプランでは、月額1万円で5000枚までの名刺を登録することができる。名刺をスキャンする専用スキャナやメール一括配信サービスなど、本来有償な機能を無償で利用することもできる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

申込までの流れ

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同社で提供するサービスの名称は、「Sansan for NPO」。月額1万円の年間契約で、ユーザー数無限、5000枚まで登録することができる。メールの一括配信・リスト管理機能や専用スキャナなども無償で利用できる。このサービスの対象は、特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人の3種に該当する団体。

同社では2011年、本業を通じて社会的課題に取り組むプロジェクト「NOW(なう)」を、寺田親弘社長の指示のもと立ち上げた。今回のサービスも、同プロジェクトの一環。

同プロジェクトには、広報部、営業部、開発部など部署を横断して、有志が集い活動している。これまでに、東⽇本⼤震災における「名刺1枚1円の義援⾦」寄付活動や、2016年7⽉には、植樹が必要な⼟地(岩⼿県宮古市)に、「Sansan」に取り込まれた名刺枚数相当の⽊を植える取り組み「Scan for Trees」を始めた。NOW事務局にも所属する同社広報部の溝野萌氏は、「事業を通じて、身の丈に合った取り組みを行っていきたい」と話す。

・Sansan for NPOはこちら

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