11月19日は「世界トイレの日(World Toilet Day)」。同日に合わせて、企業や国際機関は、衛星課題の解決に向けた取り組みを行っている。この日はいつ、誰によって制定されたのか、その目的を説明する。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

「世界トイレの日」は、国連によって2013年に制定された。この日をつくった目的は、トイレにかかわる課題を国際社会全体で解決していく取り組みを加速するため。国内では、日本ユニセフ協会が王子ネピアやLIXILなどと提携し、この日に合わせて啓発活動を行っている。

■3人に1人がトイレ使えない

世界では3人に1人がトイレを使えていない。トイレがない地域では、バケツやビニールに排泄する。排泄物が散りばめられた不衛生な環境では細菌が入りやすい。下痢を発症し、1日に800人が亡くなっている。アフリカの女の子は、トイレがないことで学校を休み、教育にも影響を及ぼしている。(出典「衛生施設と飲料水の前進:2015ミレニアム開発目標達成度評価」)

国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)では、2030年までに国際社会で解決すべき地球規模の課題を17項目挙げている。その一つに、トイレの課題がある。「すべての人が安全な水とトイレを利用できる状況を実現し、その持続可能な管理を確立する」と記されている。

[showwhatsnew]

600-400_borderless_job

lb16400-250ver-%ef%bc%93