リオ+20という言葉を初めて聞いた方へ。
この特集では2012年6月20日から22日にかけて開催されるリオ+20について総力取材していきます。毎週月曜日と金曜日に更新します。【1時間目】は「リオ+20とは何か」というテーマで全体概要について、【2時間目】はリオ+20に向けての日本国内での動きをご紹介しました。【3時間目】地球サミット2012JAPAN代表の佐藤正弘さんのインタビュー記事を掲載しました。

【4時間目】は1992年から2012年の20年間で発生した地球環境の変化です。
1992年の伝説的なセヴァン・スズキのスピーチを、オルタナS独自の視点で7つのトピックスに絞りました。

その7つのトピックスから、20年間でどう変化しているのかを観察していきたいと思います。こちらは第一部と第二部、第三部の3部構成で紹介します。第一部となる今回は、まず1992年の地球サミットで生まれた伝説的なスピーチを紹介します。

もう一度きれいな自然を取り戻そう。


■20年間経って、我々はセヴァン・スズキの問いかけに答えられているのか

1992年、第一回地球サミットで当時12歳だった少女セヴァン・スズキは、各国の首相たちの前でスピーチを披露しました。

そのスピーチでは「どうやって直したらいいのか分からないものを、これ以上壊し続けるのはやめてください」と彼女は述べ、環境破壊や争いを繰り返しながら、経済発展を続ける首相たちに訴えました。

そのスピーチでは、世界の多くの人の心に残り、今なお伝説のスピーチとして語られています。

今回は、そのセヴァン・スズキがスピーチで話した内容を7つのトピックスに絞りました。

7つのトピックスとは以下のことです。
①争いをしないこと
②話し合いで解決すること
③他人を尊重すること
④ちらかしたら自分で片付けること
⑤他の生き物をむやみに傷つけないこと
⑥分かち合う事
⑦欲張らないこと

彼女のスピーチは、会場にいたすべての有識者たちに感銘を与えました。
今一度、以上の7つのトピックスに着目して、スピーチをお聞き下さい。
リオ+20では、「セヴァンの提示した宿題に、20年間経って答えられているのか」が焦点になり、絶対におざなりにしてはいけない重要なテーマです。そして、なによりも地球サミットを理解するには、セヴァン・スズキのこのスピーチを知っておくことが不可欠となります。





次回、【5時間目】は4月27日(金)に更新します。内容は、「1992年から2012年の20年間での地球環境の変化(第二部)」となります。お楽しみにお待ちください。