NPO大学では、毎月若手NPOの代表をゲストに招き、活動内容についてお話してもらっています。話を聞いた受講生は、各自が「おもしろい!」と思った内容を600文字ほどで記事化します。今回は、ゲストにエシカル協会代表の末吉里花さんを招き、「エシカルの新潮流」と題して講義してもらった内容を、小泉 晴香さんの視点で振り返ります。

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一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんは11月8日、第5回NPO大学に登壇した。エシカルの最前線で活動している彼女の講義テーマは「エシカルファッションの潮流」。「一瞬の出会いで、心の矢印が180度変わった」という自身の原体験を話してくれた。(小泉 晴香)

関心はありつつあまり知識の無かった私は、エシカルの基礎を学ぶため、講義に参加した。受講する前は、末吉さんが購入するもの全てがエシカルな商品であろうと予想していた。だがそれは全く異なった。

末吉さんはエシカルに興味を持つ以前の自分について、「自分に矢印が向いていて、自分が良ければいいと思っていた」と告白した。

そんな彼女の人生が変わったのは、TBS系『世界ふしぎ発見!』での経験だ。ミステリーハンターとして出演していた彼女は、キリマンジャロ登頂の回で麓に住む子どもたちと出会う。

子どもたちは温暖化で溶け続ける山頂の氷河を守るため植林をしていた。子どもたちが健気に植林している姿に胸を打たれ、登頂した彼女は数年前とは異なる氷河の姿を目にした。この経験で、心の矢印の方向が180度変わったという。

エシカルな商品は、まずは買えるものから、気付いたところから始めることが大切という。そうすることで、気付けばエシカルなものの割合が増えていくと語る。

エシカルファッションのような世界をどこか難しいものだと思ってしまっている人もいるのではないだろうか。以前まで全く関心がなかった彼女は、キリマンジャロの麓に住む子どもたちとのたった1つの出会いで考えが一変した。

人の心の矢印は一瞬で変わることができる。何かを買う時、心の矢印を一度外に向けてみてはどうだろうか。購入後エシカルな生活をすることが決して難しいものではないことに気付くはずだ。

執筆者:小泉晴香(宇都宮大学国際学部3年)
国際協力に興味を持って現在所属している学部へ入学しましたが、関心が日本における問題へ広がっていきました。今は交換留学という当初の予定を変更し、東京でインターンやボランティアを行なっています。東京の機会の多さを生かして、できる限り多くのことを学びたいと思っています。そのこともあってNPO大学へも参加させていただきました。東京で半年間過ごした後は、4月からアフリカへ数ヶ月間行く予定です。

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