350.org Japanは2月1日、エシカル消費の有識者をゲストに迎えて、「エシカル金融」をテーマにしたシンポジウムを開く。同イベントには、350.org 事務局長のメイ・ブーヴィ、オーガニックコットン・ブランドAvanti(アバンティ)の渡邊智惠子社長、エシカル協会代表の末吉里花さんらが登壇する。「エシカル金融」や「エシカル消費」の重要性について議論を交わす。(オルタナS編集部)
エシカル消費とは日本語で「倫理的消費」と表現され、消費者が環境配慮や途上国支援に沿った消費者行動を考える、実行することを指す。日本の消費者庁が調査研究会を立ち上げるほど注目されている分野でもある。
近年では、このエシカル消費の運動が金融機関の資産運用方針にも広まりつつある。その一例が、地球温暖化防止に配慮したエシカルな金融行動を求める「ダイベストメント(Divestment)」だ。
ダイベストメントとは、地球温暖化問題を悪化させている石炭・石油などの化石燃料産業への投資を引き上げ、その資産を持続可能な社会づくりを支える事業に移すことを求める運動である。ダイベストメント運動の歴史は、米国の大学生から始まった。その学生が大学の運営する寄付基金に対して、石炭採掘事業への投資を撤退するよう訴えた。
イベントの第一部では米国のダイベストメント運動の第一人者であり、ダイベストメントを世界的に展開してきた環境NGO350.orgのメイ・ブーヴィ事務局長が、今までの経験やこれからの展望について話す。
第二部では日本の「エシカル消費」を先導する識者をパネリストとして迎え、「地球温暖化防止に配慮したエシカルな金融の重要性と今後の取り組み」について議論を展開する。
【350.org Japan フォーラム 「エシカル金融を始めよう!~私たちの選択が地球を救う~」】
とき:2月1日(水)19:00 ~ 21:00 (開場18:30)
ところ:Waterras Common Hall (東京・千代田)
言語:英語(日英同時通訳あり)
参加費:学生 ¥500 / 一般 ¥1000
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