教育と探求社(東京・千代田)は2月18日、中高生の課題解決力を競い合う「クエストカップ2017 全国大会」を開いた。同大会は、企業から出された課題の解決策を表彰するもの。96校から1848チームが参加した。グランプリには、テレビ東京に対してメディアの果たすべき役割や意義を提案した県立特別支援学校流山高等学園(千葉)が輝いた。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
グランプリを受賞したのは、県立特別支援学校流山高等学園(千葉)の「テレビっ子探検隊」チーム。テレビ東京が出した、「メディア新世紀を切り拓け!人の心が動くテレ東らしいプロジェクトを提案せよ!」というお題に解決案を提案した。
流山高等学園の男子生徒3人は、自らの障がいの経験をもとに、「できないこともあるけど、得意なこともある。差別や特別扱いはして欲しくない。いろいろな人とつながりたい」と主張。
今、メディアが果たすべき大義や役割についても大胆に切り込み、多様性を訴えた。テレビ東京のコンテンツ力を活用し、企業やさまざまなセクターとのコラボレーションを考案。データ放送を利用することで視聴者とつなげ、共感を伝播する仕組みも提案した。
「クエストカップ2017全国大会』では、企業から出された課題に対し、中高生らが1年間考えた解決案を発表した。今年のテーマは「人間の本気」。多様化、複雑化する時代を生きる生徒たちが身近な問題や社会的課題、地球規模の課題に取り組んだ。
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