京都発のチャリティー専門ファションブランドJAMMINを運営している高橋と申します。私たちはチャリティーを楽しいものとすべく、毎週異なるNPOとともに「チャリティーTシャツ」を製作・販売しています。これまでに150を超えるNPOへ総額1,000万円以上のチャリティーを届けてきました。共感を集めたポイントをまとめました。(寄稿・JAMMIN共同経営者=高橋 佳吾)

JAMMINメンバー 左からCo-founderの西田氏、筆者、デザイナーの日高氏

チャリティー先のNPOには、グローバル展開をする団体から、娘さんのためにパパお一人で運営されている団体までその規模は様々です。そんな中でも団体の規模や事業内容を問わず、「チャリティーTシャツ」を沢山の人に見て頂き、そして共感いただいた事例やポイントを紹介したいと思います。

■ターゲットは具体的に

社会問題に関わる人は、その問題を日本全国すべての人へ伝えたい!という想いをお持ちだと思います(お気持ちすっごくわかります!)。しかし、興味を持つ人は限られているのが現実。そこで、共感性の高い人へ届けることが重要だと考えています。

例えば、働き方改革なら「人事担当者」、国際協力活動なら「趣味が旅行の人」など。社会問題を身近に感じやすい人へ、単純な寄付ではなく「楽しい」チャリティーを提案することが第一歩だと考えています。

また、ターゲット設定という意味では、弊社では団体と同じ問題意識を持つ方へのアプローチもお手伝いしています。例えば「若者の政治参加」をテーマにした際には若手地方議員へ情報提供を行い、着用写真とともに社会問題の存在を一緒にPRすることができました。

豊橋市議会議員の長坂なおと氏。NPO法人ユースクリエートとJAMMINの理念に共感し、議場での写真を撮影しSNSで紹介を頂くことができた

■支援者の「横のつながり」を活用

支援者同士をつなげ、「コミュニティ」をつくっているNPOさんがあります。こうした方々がチャリティーに参加すると、大きなパワーになります。

例えば、公益財団法人 日本ダウン症協会様には、「ダウン症」を持った親御さんが集まっていて、「ダウン症」についてもっと多くの人に知って欲しい、というニーズを団体だけでなく、支援者の方もお持ちでした。

結果的に、私たちの「ダウン症」を表現したデザインを、親御さんを中心とした支援者の方が紹介し、それを見た方が更に拡散してくださりました。この流れが生まれたことで、1週間で70万円近いチャリティーをお預かりすることが出来ました。

23台の自転車のなかに、1台だけ三輪車が混ざっているデザイン。ダウン症のある人たちの21番目の染色体が3本ある「21トリソミー」を表現しています

■最後に

チャリティーは、団体の活動を気軽に応援できる素晴らしい方法です。私たちJAMMINはそのチャリティーを「楽しい」ものとなって欲しい!との想いを持ち、運営しております。ご興味・ご関心を持って頂いたNPOの皆様、是非ご連絡をお待ちしております。

・JAMMINホームページはこちら

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