SNSで服の製造過程を可視化しようと訴える国際的なキャンペーンが4月24~30日に行われる。キャンぺーン期間中、SNSで服の写真とともに「#whomademyclothes」(私の服は誰が作っているの?)というハッシュタグを付けて投稿することを促している。2016年には90カ国7万人以上が参加した。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
同キャンペーンの名称は、「ファッションレボリューションウィーク」。洋服を裏返しタグの写真を撮影し、その服のブランド名と「#whomademyclothes」というハッシュタグを付けて、SNSで投稿する仕組み。2013年4月に起きたバングラデシュの縫製工場「ラナ・プラザ」の崩壊事故を受け、英国・ロンドンに住むキャリー・サマーズさんが2014年に始めた。
ラナ・プラザの崩落事故では1,133人の犠牲者と2500人以上の負傷者を生み出した。労働者の多くは低賃金でほとんど休憩なしの長時間労働を強かれていた。その工場で製造していたのは、米国の小売大手ウォールマートや英国のファストファッションブランド「プライマーク」など大企業の製品など。ファッション業界のサプライチェーンにおける透明性が問われる事態となった。
・キャリー・サマーズさんのインタビュー記事はこちら
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