ソーシャルビジネスやCSR/CSVなど社会的課題を解決する事業が増えているが、そもそも「社会的課題」とは何か。抽象的には、「解決すべき優先度の高い課題」として捉えられているが、どのような条件を満たせば社会的課題と言えるのか。(オルタナS編集長=池田 真隆)

ボーダレス・ジャパンが定義する「社会的課題」

ソーシャルビジネス業界最大手のボーダレス・ジャパン(東京・新宿)は、社会的課題について、「社会の欠陥や不合理から生まれている問題で、実際に社会で生活していく上で支障をきたすレベルの大きな問題」と定義している。

不満や不快、不便などはマーケットニーズがあるため、「社会的課題」ではないとしており、マーケットニーズから放置された、「貧困」「環境破壊」「難民問題」などをそうだとしている。

このマーケットニーズから放置された人たちが生まれる背景には、「行き過ぎた資本主義」があると指摘し、この人たちの状況をビジネスで改善しているのが「社会起業家」とする。

社会的課題の定義はいくつか存在する。なかには、マーケットニーズがあるものを社会的課題としているケースもある。あなたはどのように考えるだろうか。

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