2010年4月から一年間、福島県天栄村で農村ボランティアに参加した。震災が起こってからは神奈川にいたが、先日村へ里帰りする機会を頂き、7月に田の草取りをしに行った。

震災後ということで放射能も気になり、とても緊張していたが、村に入ると昨年と変わらぬ風景があり、ほっとした。幸いながら村は田んぼも畑も例年通りやれるという。田んぼ一面に青々とした稲穂が何事もないかのように揺れていた。

お世話になった村の方に会いに行くと、「元気だったかい?」と声をかけてくださった。突然の訪問にも関わらず普段通りに迎えて下さったことが何より有り難かった。今になってからの方が村の温かさをより感じるのは不思議だった。

私はここで地域の人に支えられ、時には注意され、励まされてきた。私の長所も短所も知っている村の方がたくさんできたこと、つながっていることは今では私の大きな財産となっている。(寄稿 緑のふるさと協力隊 雪(すすぎ)マリコ)


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緑のふるさと協力隊

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