岩手県陸前高田市広田町で移住定住の支援活動を行うNPO法人SETは9月末から、同町で地域課題を解決する事業づくりを教える社会起業塾を開く。期間は9月30日から2019年2月3日の4カ月間。毎週1回広田町内で講座を実施し、隔週で実戦形式によるアクティブラーニングを行う。学費は15万1200円(入学金2万円)だが、ワーキングホリデーのような形で地域に住むことを希望する人には仕事の案内が可能。「まちづくり」や「社会起業」について学び、地域住民と触れ合うことで、「自分らしさ」を取り戻す。(オルタナS編集長=池田 真隆)
広田町は広田湾に面した漁師町。人口は3000人弱で、その内5割が65歳以上だ。SETは東日本大震災を機に大学生が立ち上げた団体で、現在は同町で移住定住支援を行っている。
この社会起業塾の名称は、「Change Makers’ College(チェンジメーカーズカレッジ)」。講義のメインテーマは、「社会起業」や「まちづくり」など。講師はSETのメンバーが務める。
2017年に第1期生を募集し、今回は3期目。定員は10人。第1期生として、夢であったカフェを立ち上げた人や陸前高田市の民泊事業を牽引する人、休学を一年延長し10人しか住んでない村で地域おこしを始めた人などを輩出してきた。
Change Makers’ Collegeのメインコーディネーターを務める岡田勝太さんは、「人が減るからこそ豊かになる未来を創るというコンセプトで企画した」と話す。「この期間では、自分の感情の動きに素直になってもらい、その人らしさを見出す手助けをしたい」。
学費は一律15万1200円。近隣市町村以外から受講する場合は長期滞在できる人に限る。長期滞在希望者には、SETが滞在場所の提供を行う。家賃は2~3万円程度。
【Change Makers’ College概要】
実施期間:2018年9月30日〜2019年2月3日(平日週1回木曜日の19:00~22:00、隔週での土日での開校)
募集人数:限定10名(移住留学に年齢制限はありません。チャレンジしたい方はお問い合わせください。)
募集期間:2018年9月上旬まで
学費:15万1200円(税込)/4ヶ月(入学金 20,000円)
※ワーキングホリデーのような形で地域内で仕事をご案内できます。その給料より学費をお支払いする計画もできますので実質0円が実現できます。
※4ヶ月間、現地に滞在できることが条件になります。別途シェアハウスを運営しておりますのでそちらのご案内もできます。(家賃は約2万~3万円程度)
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