武蔵大学社会学部メディア社会学科松本ゼミではこのほど、山中湖にある公共図書館「山中湖情報創造館」を訪れた。約1万5000冊の書物を保有している図書館だが、館長の丸山高弘さんは、「インプットの場ではなく、アウトプットの場にしていきたい」と意気込む。(武蔵大学松本ゼミ支局=山本 美月・社会学部メディア社会学科2年)

山中湖情報創造館の外観は明治時代の建築をイメージしている

山中湖情報創造館は一般図書から児童書、山中湖や富士山に関する本など約1万5000冊の書物を保有している。セルフ貸し出しシステムを開館当時から導入しており、事前に予約をすることで開館時間以外でも入り口のボックスから本やDVDを借りることができる。

丸山さんは「今後、図書館をインプットの場所としてだけでなくアウトプットの場所にしたい」と語った。従来の図書館は本を読み情報をインプットするだけの場所であると彼自身感じていたそうだ。

そのため情報創造館では豊富な蔵書を利用し情報をインプットした後、その情報をなんらかの形で表現している。

山中湖情報創造館では、老若男女問わず広く視野を広げたイベントも多数行なっている。併設された研修室を利用してe-Sportsの交流会を行ったりボードゲームの貸し出しを行ったりすることで、普段図書館に足を運ばないような人も含めた色々な人が集まってくる場所にしたい、と丸山さんは語った。

YouTubeやブログ、Instagramなど様々なSNSで広報活動を行なっているのも特徴である。特にInstagram上では周辺の自然の様子からイベントのお知らせまで様々な情報を流している。館内には写真を撮影できるスポットやアイテムなどいわゆるインスタ映えしそうなものを多く設置しており、世の中のニーズを積極的に取り入れた広報を行っている。



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