優勝賞金100万円の「第6回 SDGs学生小論文アワード by 住友理工」のテーマは、「企業が持続的に成長するために、SDGsにどう取り組めば良いのか」。小論文を執筆することに役立つ情報を紹介します。

第一弾はSDGs(持続可能な開発目標)ができた経緯を改めて見ていきましょう。

SDGsは、人類と地球、持続可能な繁栄のために世界193カ国が掲げる2030年までの行動計画。2015年9月に国連総会で採択され、「世界を変える、持続可能な発展のための2030アジェンダ」として発表された。

2030アジェンダは「誰一人取り残さない(No one will be left behind)」を理念とし、「貧困をなくそう」や「ジェンダー平等を実現しよう」、「つくる責任、つかう責任(持続可能な消費と生産)」など17の目標(持続可能な開発目標)と169項目のターゲット(具体目標)を掲げている。

実は、SDGsの前身として、2000年に開催された国連ミレニアム・サミットで策定された、MDGs(ミレニアム開発目標)がある。

途上国の開発に焦点を当てたMDGsは、貧困レベルの改善や開発援助の増進などの成果はあったものの、達成状況を地域・性別・年齢・経済状況などのよりミクロな視点から見ると、「取り残された人々」がいたのは事実。

こうしたMDGsで得た教訓を生かし、限りある資源を活用しながら共生することを目指し、生み出されたのがSDGsだ。

SDGsの「誰一人取り残さない」の理念において、包摂性(inclusiveness)は一つのキーワード。

国や政府の取り組みだけでは、誰かが取り残されてしまうが、企業やNGO/NPO、自治体、そしてこの地球に生きる一人ひとりがSDGsを共通目標とし、目標達成のために一致団結すれば、限りなく包摂的(inclusive)な世界を実現できるのではないだろうか。

「SDGs学生小論文アワード」役立ち情報
第2弾「あの有名企業が取り組むSDGs」
第3弾「過去の受賞論文まとめ」

「第6回 SDGs学生小論文アワード by 住友理工」公式サイトはこちら



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