近年、女性リーダーが各界で増加しているが、それは社会貢献の分野においても同じである。むしろ、この分野においては、男性よりも女性の活躍が目覚ましい。そこで、オルタナSは、これから数年後、社会に変革を起こすことが期待される若手女性リーダー5人を紹介する。
1 森山誉恵さん
児童養護施設に保護されている児童への学習支援を行うNPO3keys(スリーキーズ)代表。創設者の森山さんは大学卒業後、一般企業へ就職するという道を選択せずに、NPOを創設した。2011年には、23歳で社会貢献者表彰賞を受賞。
2 米良はるかさん
2011年3月、日本初のクラウドファンディング「READYFOR?(レディフォー)」を立ち上げる。社会貢献型プロジェクトに特化し、総支援者10000人、成功プロジェクト90件、達成総額8000万円にのぼる。World Economic Forumグローバルシェイパーズ2011に選出され、日本人史上最年少でスイスのダボス会議に参加。
3 藤原志帆子さん
人身取引問題に取り組むNPOポラリスプロジェクトジャパン代表。同団体は米国に本部を置き、藤原さんは本部で働いたあと、04年にポラリスプロジェクトジャパンの創設に関わる。人身取引の最終地点とされる日本には、人身取引を包括的に禁止する法律がない。人身取引年次報告書2012では、日本は10年連続で人身取引を満たさない国に位置づけられた。08年母校ウィスコンシン大学マディソン校より名誉卒業生賞受賞。
4 ハリス鈴木絵美さん
Change.org(チェンジドットオルグ)日本キャンペーンディレクター。同団体は米国初のオンライン・ペティション(鎮静請願)・サービス。環境や社会問題、人権など、毎月15万ものキャンペーンが開催されている。ハリスさんは、高校まで日本で育ち、大学進学以降米国に10年間渡り、オバマ大統領のネット選挙キャンペーンなどに携わる。今年、チェンジドットオルグを日本で立ち上げた。
5 川口加奈さん
大阪の2大問題である、ホームレスと放置自転車問題解決へ動くNPOホームドア代表理事川口加奈(大阪市立大学4年)さん。自治体と恊働し、問題解決と同時に街おこしの期待も高まっている。2012年、世界経済フォーラムGlobal Shapersに選出。