*この文章は、今年7周年を迎えたボーイズシンクロエンターテインメントチームiNDIGO BLUE代表の平澤慎也さんのブログ「ShinyaHirasawa.me」から、オルタナS編集部が一部抜粋し、改変のうえ、引用しています。
・ボーイズシンクロエンターテインメントチーム iNDIGO BLUE公式サイト
2012年11月、宮城県石巻市、ある言葉を頂きました。
「津波で家族を亡くしてからずっとこれなかったこの場所に、今日、ようやく来ることができました、本当にありがとう」
昨年11月24日、25日と2011年3月11日に津波の被害を大きく受けた宮城県石巻市でiNDIGO BLUE(インディゴブルー) ボーイズシンクロライブを開催し、400名の方を仮設住宅を含む市内各所から招待致しました。そして、ぼく自身もボーイズとしてライブに出演しました。
ライブのあと、津波で半壊し再オープンを果たした会場で出会ったお母さんとお子さんから頂いた言葉です。
旦那さんとお子さん(男の子、女の子)を3月11日に亡くされたそうです。
後日、ぼく宛に一通の手紙が届きました。
そのお母さんからでした。
「あの日のライブ後、橋本さんからある言葉を頂きました。その言葉に背中を押され、楽しいことに取り組めるようになりました。本当に感謝してるんです」
橋本というのはiNDIGO BLUEのエースであり、ぼくの共同創業者の橋本和樹です。
彼がこのお母さんに送った言葉。
「ずっとあなたが笑顔でいてください。僕が息子なら きっと あなたの幸せを願います。Happiness.」
自分のパートナーを、仲間を誇りに思うと共に、こうして勇気をもって筆をとってくださったお母さんに、心よりの感謝を送りたいと思います。
ずっとイジメをうけていたぼくを変えたもの
ぼくは小学校時代、ずいぶん長いあいだイジメをうけていました。
正直に言って、死ぬことを考えたこともありました。
ただ、それは母がいたから、思いとどまっていただけです。
学校を休みがちだったぼくに、何も言わず母が連れて行ってくれたコンサート、プロレス、映画。
様々な「楽しいこと」を教えてくれました。
生きていればこんなに楽しいものに出会えるんだ、そう教えてくれました。
ぼくはいつも「救い」をもとめていたのかもしれません。
だけど、その救いは、ほんの少しのきっかけでしかなくて。
救いをきっかけに変われるか、それは自分次第で。
ぼくは楽しいものとの出会いを、きっかけに変われたんです。
大好きなことだからできる
ライブの日、幕が開くまでの時間で石巻市を歩きました。
事実を知り、そこに誰がいて、何を感じているのか、見ることができました。
理解することはできないけど、近づくことはできるはずだと、ぼくは信じています。
自分の大好きなボーイズシンクロ、大好きな仕事だから、こうして宮城県石巻市という場所を知ることができました。
大好きな仕事で、誰かの人生を変えること。
ぼくはきっとあの石巻の会場で、自分が小さいとき 「救い」 として求めたものを、ぼく以外の誰かに与えられる可能性を持ち始めました。
理想がひとつずつかたちになっていく。
これからも、より多くの人にこの想いが届く結果を見据えて、ひたすらに仲間と走ろうと思います。
眼の前のお客さんは自分の鏡。
大好きなボーイズシンクロで、少しでも多くの人が自分の大好きなものを仕事にできる環境をつくっていこう。
それがぼくの、ぼくらの使命。
これからもiNDIGO BLUEに力をください。
ぼくらは応えます、応え続けます。
会場にお越しいただいた全ての方と、今回の開催にご尽力頂いたTEDICの皆さん、会場の皆さん、そしていつも一緒に精一杯やるパートナーのiBメンバー、スタッフ、全てに感謝しています。
そして誰よりも、iNDIGO BLUE最初のメンバーである、お客さま。
心より感謝しています。
iNDIGO BLUEは「シンクロを、文化にする」という理想を実現するため、
【シンクロで、あなたに、感動を。】という理念を体現し続け、
最高のライブエンターテインメントを追求します。
おそらく少しづつです、本当に一歩づつです、だけど、必ず達成します。
ぼくが、あなたの、鏡になります。
( 著者.平澤 慎也 )
( 引用元.ShinyaHirasawa.me「天国のあなたへ届く生き方を、イジメられっ子だったぼくが、大好きなボーイズシンクロで。」 )
・ボーイズシンクロエンターテインメントチーム iNDIGO BLUE公式サイト
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