社会起業家フォーラム代表の田坂広志さんは、「野望」と「志」の違いをこう話した。
「野望は一世代で成し遂げられるもの。志は一世代では成し遂げられないもの。前世代から受け継いだもので、後世にも伝えていくもの」

ソーシャルに目覚めた若者たちがいる。目覚めた要因は様々だが、「志」が芽生えたこともその一つだ。
若者たちが掲げた「志」はどのように社会を変えるのか。
彼らの足跡を追う。

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自閉症の作家東田直樹 僕の夢は作家として自立すること

『ビッグイシュー日本版』の人気コラム「自閉症の僕が生きていく風景」の著者東田直樹さん(20)は重度の自閉症者である。話そうとした瞬間に頭の中が真っ白になってしまい、言葉が出てこないのだ。しかし、聞き手が待てば、必ず質問には答えてくれる。独特な世界観を持つ東田直樹さんに夢を聞いた。

カンボジアに美容学校を設立 プノンペンへ移住した26歳の挑戦!

3月下旬、一人の日本人女性が、カンボジアの首都プノンペンに降り立った。一般社団法人re:terra(リテラ)の徳永茜さんだ。つい数カ月前までウェディング業界に勤めていた茜さんが、プノンペンへの移住を決意したのは、カンボジアに美容学校を設立するためである。

現在、クラウドファンディングREADYFOR?に挑戦中のこのプロジェクト。なぜ、カンボジアなのか。なぜ、彼女は移住を決意したのか。徳永さんに、その想いを聞いた。

車椅子だからこそなれた自分へ 日本をUD先進国へ命かける23歳

高齢化社会となる日本を、ユニバーサルデザイン先進国にすることへ命をかける23歳の若者がいる。垣内俊哉さんだ。立命館大学在学中に友人とミライロ(大阪府・大阪市)を立ち上げた。先天性の骨形成不全症という難病を抱え、幼少期から車椅子生活を送る。活動できるタイムリミットは45歳までと診断されている垣内さんの決意を聞いた。

高校生がウェブ企業を訪問取材! ブログ「ミキ☆レポ」とは

自ら企業訪問をし、その内容を発信しているブログがある。ブログ名は「ミキ☆レポ」、運営者は高校生の草野美木さんだ。同ブログを始めて今月でちょうど一年が経つが、今までに訪れた企業はベンチャーから大企業までと幅広く、着実に読者を増やしてきた。運営者である草野さんに、始めたきっかけや目的について話を聞いた。

安藤美冬×石田言行  私たちは独り占めではなく、シェアして成長する

シェアすることで、自分の成長につながると直感的にわかっている若者は多い。良い情報を得た時には、一人で独占するのではなく、周囲に伝える。若者たちはシェアすることで何を得たのか。ソーシャルメディアで情報を発信し続けるスプリー代表の安藤美冬さんと、ネット上で共感したユーザー同士で旅を作るtrippiece(トリッピース)を運営する石田言行(いしだいあん)さんに話し合ってもらった。

差別や偏見をなくしていきたい 小川光一

下北沢にある国際協力カフェINSTEP LIGHT(インステップライト)が8月に閉店する。去年の9月にオープンして1年間で国際協力や震災支援をする学生を中心に、350回以上のイベントがここで開催された。社会人・学生・フリーターなどカテゴライズを超えて様々な人同士が交流してきたが、それは店主である小川光一氏の願いでもあった。