青山社中リーダー塾では何が学べるのか。卒業生にインタビューし、同塾を知ったきっかけ、入塾の決め手、そして塾で得たものを聞いた。年間を通して思想や偉人の伝記をもとに学ぶが、「同志との出会い」こそが、何よりも変えがたいものだという。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
楽天から出向し、ケンコーコムで執行役員として働く高原幸一郎さんは、同塾の2期生だ。同塾を知ったきっかけは、メーリングリストから。高原さんは、大学を卒業後、外資系企業に勤めており、グローバル人材になるため、シカゴ大学にMBA留学をした。
留学中の講義で、日本が経済面で、中国や韓国に負けていると実感し、プレゼンスの低下に危機感を持つ。国際色豊かな環境で、ディスカッションするたびに、日本の存在感を世界に広げていきたいという思いが強くなる。
世界に日本企業のプレゼンスを高めるためには、効率的なビジネスモデルや組織体型だけを追及するのではなく、リベラルアーツの要素が求められるとも考えていた。高原さんは、「単純にサイエンスだけを学んだリーダーではなく、同時に、アートも学んだ真のリーダーこそが、海外で通用する」と話す。
そんな思いを抱き帰国してから、MBAコミュニティのメーリングリストで同塾に出会う。同塾では、高原さんが求めていた「アート」も学べることに惹かれたという。近代西洋政治、東洋思想、そして偉人の伝記などを使い、大局観を持って物事を考える視点を得たいと入塾を決意した。
伝記では、渋沢栄一やスティーブ・ジョブスに多くの学びを得たという。偉人に感情を移入して、「自分だったらどう動いたのか」と内省化する時間になった。スティーブ・ジョブスの「フォローユアーハート(直感を信じろ)」という言葉に感化され、11年以上勤めた外資系企業から現職に転職した。
高原さんが得たものは、大局観を持ったものの考え方だけではない。「同志ができたこと」と言う。同塾で出会った仲間たちとは、業界は違えど、定期的に会食や合宿で集まり、切磋琢磨する仲だ。
■「ポリティカルマーケティング」を日本の政治に
同塾の卒業生は、多様な業界にいるが、ポリティカルマーケティングを日本の政治に導入することを目指し活動している者もいる。昨夏、ジョージ・ワシントン大学政治経営大学院を卒業した河合顕子さんだ。
河合さんは、ポリティカルマーケティングを学び、政治家と有権者のコミュニケーションギャップを埋めるべく働いている。
河合さんが同塾を知ったきっかけは、ツイッターから。無料説明会の投稿をたまたま目にして、直感で参加することを決めた。同塾の塾頭である朝比奈一郎筆頭代表・CEOが推奨する「(塾生たちは)土足で踏み込む関係となれ」という考えに惹かれ、入塾を決めた。
同塾を卒業した今でも、定期的に交流し、お互いの近況を報告する。河合さんは、「お互いの成長を見守る仲間ができたことが一番の財産」と話す。
◆◆◆お知らせ◆◆◆
国や社会のことを考え、変革に向けた行動を起こす人材を育成する---「青山社中リーダー塾」第5期生(2015年度)募集を開始しました。詳しい開催概要はこちらよりご確認下さい。なお、入塾のお申込みはこちらより可能です。
無料説明会(模擬授業・現役塾生との交流会)を開催します。
◆無料説明会の開催日時(お申込みは下記リンクより御願い致します)
3月12日(木)19:30ー21:00 概要説明・模擬授業・質疑応答はこちらから
4月4日(土)14:00ー15:30 概要説明・現役塾生交流会・質疑応答はこちらから
4月11日(土)14:00ー15:30 概要説明・現役塾生交流会・質疑応答はこちらから