日本財団は4月3日、「ソーシャルイノベーター支援制度2017」について記者会見を開いた。同制度では、社会的課題を解決する事業者を募集し、3年間で最大3億円の支援を行う。4月17日から5月19日まで申し込みを受け付け、7月下旬に支援者を選出する。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

本日行われた記者会見の様子。昨年選ばれた10組は自殺予防や子どもの貧困、地域創生、介護など多様な領域にわたった

■ソーシャルイノベーター支援制度2017とは

ソーシャルイノベーター支援制度2017で対象にしているのは、社会的課題に対して、行政やNPO、企業などと連携して活動を行う事業者。募集したなかから10組の「ソーシャルイノベーター」を選定し、それぞれに500万円の支援を行う。

その10組から最優秀賞と優秀賞(2組)を決め、最優秀賞に選ばれた事業者には最大で年間1億円、3年間で3億円の支援を行う。優秀賞には、年間で5000万円、3年で1.5億円の支援を行う。

最優秀賞と優秀賞は11月下旬から12月末に開く、「ソーシャルイノベーションアワード」で発表する。審査の視点は、「革新的なビジョン」、「戦略的思考」、「強い意欲・覚悟」、「マルチセクターのチーム組成・牽引」、「積極的な対外発信」の5つ。

4月10日に日本財団の公式サイトに募集要項を公開。エントリー受付は4月17日から5月19日まで。

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