京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)は「京都市ソーシャル・イノベーション・クラスター構想」の推進拠点として設置された産業支援機関であり、社会課題を解決したり、課題を生まないビジネスを支援したりしています。(寄稿・京都市ソーシャルイノベーション研究所 チーフ・コンシェルジュ=川勝 美智子)

アドレス創立のコアメンバー。左から、SILKイノベーション・コーディネーター石井 規雄氏、SILKフェロー/株式会社アドレス事業開発エバンジェリスト 高本昌宏氏、京都市長門川大作氏、アドレス代表取締役社長佐別当 隆志氏、伏見区長馬屋原宏氏

イノベーションを起こすには発想の転換が必要であり、そのためには多様な人材を受け入れ、多様な人材が働きやすい環境づくりをする必要性を感じていました。

アドレスは、「#全国住み放題 #月4万 #多拠点生活 #Coliving #空き家 #コミュニティ」というインパクトがあるキーワードを用い、国内の空き屋や別荘などの遊休施設と、多拠点生活を実現したい「アドレスホッパー」をマッチングする、co-living(コリビング)サービスを提供しています。

今後、さらに深刻となる空き家問題や人口減少による都市部への一極集中などの社会課題に真っ向から取り組んでおり、多様な暮らし方・働き方を後押しする土壌作りに直結した取組を行っています。

■SILKとADDressをつないだキーマン

8月20日に京都で開かれたオープニングイベントの会場となったアドレス京都伏見拠点には約60名が参加。立ち見がでるほどの盛況ぶりだった

アドレスの取り組みには元々SILKも注目しており、是非、京都に誘致したいと考えていました。その時にSILKフェローとして関わっている高本昌宏氏がアドレス代表取締役社長の佐別当(さべっとう)隆志氏をSILKに紹介してくれたことが大きなきっかけとなりました。

高本氏自身がセクターを超えて複数の肩書を持っており、(一社)ひらめき財団理事、SILKフェローでもあり、アドレス事業開発エバンジェリストでもあります。

幅広い人脈を持ち、誰かの実現したいことに一緒にワクワクしながら関わり、創造から実現に向けて常に自分ごととして周囲を動かす方です。その存在により、スピード感をもって展開が広がりました。

■京都伏見拠点オープンへ、200人が申し込み

佐別当氏には、SILKが主催する「イノベーション・キュレーター塾」の講師としてお越しいただく一方、SILKは、主催する「これからの1000年を紡ぐ企業認定」の認定企業や京都伏見にある企業を紹介するとともに、京都伏見拠点の家守探しのお手伝いをさせていただきました。

オープニングイベントでは、ADDress、京都市(特に伏見区役所)、SILKが点でなく、面で取り組んでいこうという姿勢で開催し、当日は立ち見が出るほどの満員御礼でした。

イベント開催直後、ADDress には200人を超える新規会員申し込みがあり、会は大成功でした。今後も一緒に伏見を盛り上げていければと思います。是非、皆様もADDress京都伏見拠点に足をお運びください。


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