オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。

サム・アネスリー グリーンピース・ジャパン事務局長

世界の環境リスクを示し、企業と協働

1月下旬にスイスで開かれた世界経済フォーラム(ダボス会議)では、大半の時間が気候危機の議論に費やされました。世界のビジネスリーダーたちは、いよいよ気候危機を経済問題としてとらえ、大きな危機感を持っていることが示されました。

国際環境NGOグリーンピースは50年近い歴史の中で、その時代に合わせて様々な環境問題に取り組んできましたが、ここ数年、私たちのすべての活動は、気候危機に関連付けて整理されています。それほど気候危機を最優先課題と考え、世界中で一丸となって取り組んでいるのです。

その背景には、ダボスに集ったリーダーと同様に、大きな危機感があります。産業革命前から、世界の気温は平均で1度上昇してしまいました。あと1度でも上がってしまうと、あらゆる気候リスクのボタンが押され、地球は不可逆的な大惨事に陥ることでしょう。

いま世界中で、未来の消費者であり働き手である若者たちは、企業に新しい価値を求めています。企業活動が環境破壊につながるのではなく、地球の未来のソリューションになることを望んでいます。

こうしたなか、特に企業の皆さんに伝えたいのは、自社の価値を高めるために、ぜひグリーンピースをうまく使ってほしいということです。

グリーンピース・ジャパンは2019年に設立30周年を迎えました。日本でも、これまで多くの企業への働きかけを行ってきました。ユーチューブでは「日本の環境問題30年」を追った動画も公開しています。

…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。

一般社団法人 グリーンピース・ジャパン




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