オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。
多角化経営で地球環境をクリーンに
太陽油化は産業廃棄物の収集運搬・処分、排水処理施設の清掃・メンテナンスなどを基幹事業として行っています。創業50年以上の歴史と実績があり、東京23区内では廃油の処理と再生、販売を自社工場で行う唯一の会社です。事業のテーマは3つあります。
ひとつは廃棄物の処理・リサイクルなどの「環境ビジネス」、そしてもうひとつは太陽光や風力などの「再生可能エネルギー設備の設置」、最後が人々の生活をより快適にする「生活環境の改善」です。
近年、市場の変化は激しく企業の寿命も縮んでいます。ひとつの事業だけに固執していては生き残れない時代になりました。そこで、私はあえて複数の事業を展開し、お互いが相互補完的な関係になるような経営を行っています。
補完するだけでなく、連携し合って新しい事業を生み出すこともあります。この経営を「連邦・多角化経営」と呼びます。北海道札幌市にある山地ユナイテッドの山地章夫社長から学びました。いまは約10の事業を行っています。
連邦・多角化経営をしたことで生まれた事業の一つに、バクテリアが持つ特性を環境問題の解決につなげたものがあります。長年の汚泥処理で培ったノウハウを生かした取り組みです。事業の名称は「東京バクテリアラボ」と名付けました。
…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。