オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。

戸成 司朗・中部SDGs推進センター代表理事

2030年にわが社が存在する意味を問う

一般社団法人中部SDGs推進センターは2019年の2月、名古屋で設立した法人です。きっかけは、当時住友理工のCSRアドバイザーをしていた私とユニー上席執行役員CSR部長を退任し顧問であった百瀬則子氏とSDGsの取り組みが先行する東京圏に比べて遅れを感じていた危機感から、中部圏で企業のSDGsを推進しようとの思いからです。

そこで敢えて、設立の記者会見を名古屋商工会議所の記者クラブで行いました。中部圏の企業がSDGsを通して持続可能性をどう高めるかをお手伝いする法人として、立ち上げたのです。

私は35年間セゾングループの中核企業であった西友で勤務し、最後は経営者の一員として、セゾングループの解体と西友のWALMARTへの統合を経験させていただきました。

その間、私の人生に大きな影響を与えたのは亡き堤清二氏とその愛弟子であった元西友会長の渡邊紀征氏です。堤氏は「消費社会批判」の論文に代表されるように、企業の役割と社会との関係について、そのころから現在の「ステークホルダー資本主義」を述べられていました。

今、当法人が経済団体や企業からの依頼の講演で参加者の皆様に問うているのは「SDGsは国連が定めた、何か社会に良いことをしなければならない」ではなく、わが社が2030年に存在している意味は何かを考えなければ、あなたの会社は多分存在していないでしょうと言うことです。

…続きは「alterna別冊 72組織 わがパーパス」をご覧ください。

一般社団法人 中部SDGs推進センター



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