12月24日、その日は世界中の子どもたちが待ち望んだサンタクロースが活躍する特別な日。
そんなサンタクロースにも発祥の地がある。それは北欧フィンランドである。
フィンランドでは一年のうちに12月を最も大切にする。12月を「Joulukuu」(ヨウルクー)と呼び、Jouruはクリスマス、Kuuは月を意味する。
日本と比較すると分かりやすいが、フィンランドのクリスマスでは家の外に飾るイルミネーションは日本ほど栄えていない。フィンランドではクリスマスは家の中で家族と過ごすことが当たり前とされてきているので、飾り付けは家の外よりも中に重きを置いている。
また、クリスマスツリーもフィンランドでは家族全員で森に出かけ切ってくることもある。デパートに買いに行く日本ではありえない。また、肝心のサンタクロースも日本だと煙突から入ってくるのが主流だが、フィンランドでは玄関から、それもチャイムを鳴らして堂々と入ってくる。
日本だとサプライズ的なことを考えるが、フィンランドではそれよりも家族全員で過ごすことへの喜びを感じながら過ごすことに意義を置いている。あなたは今年のクリスマス、どう過ごしますか。(オルタナS特派員=池田真隆)