*こちらの記事は2011年12月28日に掲載されました。
2012年ブラジル、リオデジャネイロで国際連合が主催する「国連持続可能な開発会議(Rio+20)」の開催日程が変更された。
当初は6月4日〜6日での開催を予定していたが、6月20日〜22日に移った。
この背景としては、6月18〜19日にメキシコでG20首脳会議が開催されるので、日程を近づけることでより多くの首脳陣の参加を見込めるためである。
地球サミットと呼ばれるこの世界最大級の国際会議は過去、1992年「環境と開発に関する国際連合会議」(リオデジャネイロ)、2002年「持続可能な開発に関する世界首脳会議(Rio+10)」(ヨハネスブルク)と開催されている。今回で10年ぶり3度目の開催となる。
1992年に開催された第一回目は6月3日から14日にかけて行われて、国際連合が呼びかけた世界172カ国の代表を筆頭に産業界や市民団体、NGOらなど合わせて4万人を超える人々が集まった。
会議の成果として、地球規模での持続可能な開発に関する共同宣言である「環境と開発に関するリオデジャネイロ宣言」や「気候変動枠組条約」や「生物多様生条約」などが署名された。また、セヴァン・スズキ(当時12歳)の世界的に有名なスピーチもここで生まれた。
2012年の当日は国際連合加盟国の首脳たちや市民団体らが世界各国から集まり、持続可能なグリーンエコノミーについて話す予定である。
Rio+20の事務局長沙祖康は「規模は1992年に開催されたサミットの20倍以上になる」と話す。
会議で議論する詳しい草案は来年1月に発表される予定である。(オルタナS特派員 池田真隆)