今年3月、パリでエシカルファッションショーが開催される。洋服の製造過程における環境負荷の減少や労働者の社会的平等を促進するため、世界中から「エシカルファッション」を支持するデザイナーたちが集まり、2004年から開催されてきた。今回は80以上のブランドが参加し、その中にはリサイクル素材を使用したジュエリーのデザイナー柳沢美和子さんなど日本人も参加予定だ。

ジャンルはシックなものからトラディショナルなものまで様々で、来場者がそれぞれのブランドのエシカル・ポイントがわかるように6つのロゴマークで紹介している。

例えば「Organic Materials」は有機農業の基準を満たしている素材を使用していることを示している。他には伝統的な知識や技術を応用したファッションを示す「Know-How」や、社会的に“マイノリティ”とされている人たちを支援していることを示す「Social Projects」などがある。

最終日にはベスト・デザイナーの表彰式があり、昨年はオーガニックコットンやペットボトルキャップをリサイクルした素材で作った洋服を披露した「JUX」というブランドが選ばれた。今年はどんなエシカルファッションが誕生するのか楽しみだ。(オルタナS特派員=木村絵里)

公式サイト:http://www.ethicalfashionshow.com/efs1/