社会人を対象にしたウェブサービス「ソーシャルランチ」の「大学版」が、今年の春にリリースされる。そもそも「ソーシャルランチ」とは、他の会社の人と一緒にお昼を食べて新しい発見を体験するべく、その相手を見つけるサービスだ。開始後、学生から大学の別学部や、学外との交流をしたいという要望を受け、大学生のコミュニティとして「大学版」を提供することになったという。
登録はfacebookのアカウントから行なう。希望する大学をリクエストすることも可能で、現時点では登録者の在籍大学は首都圏が多いが、山形や徳島といった地方大学の学生と交流したいという結果が出ている。なかなか接触する機会のない学生と出会えることに期待しているのだろう。
また「ソーシャルランチ」は社会人だけではなく学生も利用することができることに対し、「大学版」は学生限定というのも特徴だ。
運営会社であるシンクランチ株式会社の上村康太さんによると、「社会人との交流を求めるのは主に就職活動を行う3年、4年生であり、それ以外の学年の大学生にとってはまずは大学生活をもっと楽しくするために、学内で友人を増やしたり、他大との交流を行えることに価値があるのではないかと考えました。そこでまずは大学生同士の交流が出来るコミュニティを形成しようと大学生限定にしました」と話す。
今後、社会人との交流を求める大学生を対象に、ソーシャルランチとソーシャルランチ大学版のコラボ企画などを予定しているそうだ。
「大学生活は、クラスやゼミ、サークルなど限られたコミュニティの中で過ごすことが多いです。ソーシャルランチ大学版を利用することで、色んな学部や他大の人と交流し、友人関係を広げ、より楽しい大学生活を過ごすきっかけになれれば嬉しいと思っています」と上村さん。
「ランチでつながるキャンパスライフ」という標語の通り、お昼の時間を使って全国の大学生と友達になれる日が近づいているようだ。(オルタナS 木村絵里)
■ソーシャルランチ大学版