堀直也さん(35)一家は東日本大震災がきっかけで2011年6月に、10年間以上住んだ神奈川県藤沢市から南伊豆の弓ケ浜に引っ越した。
引っ越し先を決めた理由は、「家族で豊かに暮らすため」である。ここで言う
豊かな場所とは、海、山、川、畑、田んぼ、温泉があってサーフィンができて、都内近郊からの交通の便も悪くない場所を指す。
堀さんは今年でサーフィン歴16年目を迎え、エコサーファーというニックネームで活躍している。24歳のときに湘南の海岸の漂着ゴミに問題意識を感じて、「一人のサーファーとして何かできないのか」考えたという。
その一歩として、藤沢市の辻堂海岸のビーチクリーンを年間で350日も行った。また、2001年にはエコサーファーという環境グループを湘南辻堂で立ち上げ、環境に関する講演やサーフィンスクールを開催している。
現在は南伊豆で林業に従事しながら、森から海を見つめている。「海も森ももっと貪欲に知りたい。森羅万象、海も森も人も全てが必然に繋がっている。エコサーファーが世の中に増えていけば、絶対に世界は良くなっていく。ぼくはそう信じている」と話す。
・エコサーファー代表堀直也のブログ