世界で活躍するアスリートたちの卒業文集には目を見張るものがある。それは決して、彼らが現在活躍しているからではなく、小学生の時点でのビジョンの描き方が具体的だからである。
現在アメリカメジャーリーグで活躍するイチロー選手(38)の卒業文集が代表するように、小学生ながら具体的な数字を用いて夢を語っている。彼は1年の内に360日厳しい練習を行い、高校卒業後1億円契約で西武ライオンズか中日ドラゴンズに入団することを目指している。
また、現在ロシアプレミアリーグで活躍する本田圭介選手(25)も同じである。彼は世界一ということに強くこだわり、将来はイタリアセリアAで背番号10番を付けて、プーマとスポンサー契約を交わし、年収40億円を稼ぐ選手になることを目指している。
さらに「ハニカミ王子」で人気のゴルフの石川遼選手(20)も具体的に描いている。小学校卒業後から2年後、3年後と明確なビジョンを描き、8年後の20歳でマスターズに優勝して世界1のゴルファーになると書かれている。
具体的にビジョンを描くことが何よりも大切だと痛感する。新年度を迎え、いかに具体的なビジョンを描けるか、幸多い年を願い、スタートを切ろう(オルタナS副編集長=池田真隆)