ITやソーシャルメディアを使って社会問題を解決する「ソーシャルグッド」といわれるテーマを中心に国内外の事例を紹介するオンラインマガジン「テントセン」。

ソーシャルメディアを活用してNPO支援をする


NPOのソーシャルメディア活用を支援するプロボノ団体から運営されている。2011年度には、カタリバやビッグイシュー基金など延べ60団体以上に無償のソーシャルメディア活用支援や、取材を行った。

同マガジンでは、NPO・NGOのソーシャルメディア活用やファンドレイジング導入への参考となる情報を掲載し、国内での「ソーシャルグッド」の規模拡大を目指す。

これまで、ファンサイトやECサイトなどそれぞれの目的に合わせて合計で5つのウェブサイトを使い分けている日本ブラインドサッカー協会のウェブサイト戦略や、ツイッターでリスについてのつぶやきをしたら1ドル寄付といった海外で社会実験的に行われたソーシャルメディア募金の事例などが紹介されている。

テントセン共同代表のイケダハヤトさん(25)は2010年から個人でNPO向けにソーシャルメディア活用支援のプロボノ活動を続けていた。「海外ではNPOでもソーシャルメディアを使い企業顔負けのマーケティング活動を行っている。ソーシャルメディアとNPOは相性が良いので、日本でも広めていきたい」と語る。

企業の広報活動とNPOのノンプロフィット活動では、ソーシャルメディア上での共感の広がる勢いが違うという。今後のテントセンの活動として、「何かの社会問題の専門家をお呼びして、起業家やエンジニアの前で現状の課題を話し、その社会問題を解決するサービスを開発する会議なども開催していきたい」と話す。(オルタナS副編集長=池田真隆)


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