マザーハウスの山崎氏は「ものづくりにおける一番のキーワードはプロダクトへのストーリーづくり。ストーリーを作るには必ず場所が必要。弊社ではお客様と一緒にバックを作りあげる座談会を開いている」と語る。
デルフィス細田氏は「(プロダクトへのエシカルストーリーを作るには)生活者と企業がイシュー発想を持ちながら、どれだけ話せるのかが大事」と考える。また、コーズマーケティングは手法(やり方)で、エシカルは生業(あり方)と定義している。
ペディグリーやティンバーランドなど海外でのエシカルキャンペーンの事例を紹介した細田氏に対して、山崎氏は「国内ではエシカルだけでは、モノが売れない時代かもしれない。デザインとクオリティも同時に上げなくてはいけない。弊社のバックを購入して頂いた方の半分以上は、バックに込められたストーリーを知らない。デザインやクオリティから入って、後にストーリーを知ってもらう流れがある」と話した。
■エシカル・ソーシャルなモノづくりの5つのポイント