原発事故で今なお被爆が心配されている福島。

子どもたちの健全育成と学ぶ権利を支援する県内の団体「ふくしまキッズ実行委員会」(福島県東白川郡/委員長・進士徹)は、昨年の夏、冬、今年の春まで3回にわたり、子どもたちを北海道などに林間学校として滞在させてきた。

昨年夏に北海道七飯町を訪れた子どもたち


しかし、この夏のプログラムでは資金不足にあえいでいる。1000人を参加させたくても、6月27日時点で目標額に1億6000万円以上も足りてない。

そこで、作家の田口ランディさんや玄侑宗久さん、音楽評論家の湯川れい子さんや大学教授の寺脇研さんほか、著名人が同委員会の公式サイト上で寄付金を呼びかけるメッセージを発表している。

特別賛同人にも、宇宙飛行士の秋山豊寛さん、作家の新井満さん、医師の鎌田實さん、音楽家の小林武史さんや坂本龍一さん、俳優の西田敏行や吉永小百合さんなど、ビッグネームが並んでいる。

「家族の絆、地域の絆、そして地球に生きるすべての人にとっての絆です。一生懸命に周りに気づかい皆を支えている福島の子どもたちに、とびきりすてきな夏休みをプレゼントしたいです。みんなが大自然の中で伸び伸びと遊べるように、どうかご協力をお願いします」(田口ランディさん※一部を抜粋)

なお、同委員会では、北海道・愛媛・福島で引率や現地でのボランティアも7月15日まで受け付けている。同サイトでこれまでの活動記録を示す動画リンクもあるので、ぜひご確認の上で協力してほしい。(今一生


●ふくしまキッズ
http://fukushima-kids.org/