地域活性化事業を行うFoundingBase(ファウンディングベース)は12月21日、「大人のためのキッザニア」をコンセプトにした大学生・第二新卒向けイベント「シゴトカイギ」を実施する。同イベントでは、元サッカー選手のコンサルタントや県立高校の校長先生、アートデザイナーなど11人の多彩なゲストが登壇。世の中の会社説明会・OB訪問などでは聞くことができない質問も自由にできて、ロールモデルや憧れの生き方と働き方と出会える機会をつくる。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

「かっこいいシゴトをする大人」というテーマのもと、大学生と社会人の交流が行われる

「かっこいいシゴトをする大人」というテーマのもと、大学生と社会人の交流が行われる

シゴトカイギと、「仕事」という言葉がついている名前のイベントだが、主催者は、「シゴトカイギは、いわゆる就活には全く役に立ちません。ごめんなさい!!それは、なぜか。だって、企業の説明もしないし、面接のテクニックも教えないし、表面的な本音を話す場所でもないし、社会人とのうわべだけの関係を作る場所じゃないから」と語る

シゴトカイギと銘打たれたこのイベントでは、普段の生活では中々話せないような、第一線の現場で活躍する社会人スピーカーとの対話が繰り広げられる。参加者は、スピーカーとの対話を通じて、多様な仕事が存在する社会のリアルに触れることができる。

会社説明会や、OB訪問や、奇をてらった就活イベントでは聞けないこと、google検索では教えてくれないこと、「え、そんなことまで聞いていいの?」ということが聞け、自分にとってのロールモデルや、憧れの仕事、生き方と出会える場所である。

前回同様、スピーカーには、多彩な顔ぶれが並ぶ。元プロサッカー選手で、現在スポーツに関する調査活動を行う三菱総合研究所の阿部博一さん。夫婦でデザインユニットを組み、三越の全国キャンペーン「いろどり祭」メインビジュアルデザイン、アートディレクションなどを手掛けるminnaさん。県立高校の校長として地域を巻き込んだプロジェクトベースドラーニングを実施し、今後スーパーグローバルハイスクール導入を目指している香山真一さん。

総勢11名のスピーカーが登壇予定。「シゴトカイギは参加者とスピーカーで一緒に作るもの」という主催者の言葉通り、スピーカーからの、仕事に就くに至った経緯や、働いている上でのやりがい、ライフキャリアとワークキャリア、結婚、生き方、など、あらゆるテーマの話をしてもらうと同時に、参加者からの投げかけによって、双方向型の対話が行われる。

会場は、上野で参加費は、シゴトカイギのみの参加で1500円。募集人数は、大学生・第二新卒限定で100人。申し込み締め切りは12月20日まで。

【第三回シゴトカイギ ”大人のためのキッザニア”】
時期:12月21日(日)13時~18時
懇親会あり(懇親会込みチケットは2500円)
場所:いいオフィス
参加費:1500円
対象:大学生、第二新卒層の社会人
申し込み:http://foundingbaseshigoto.peatix.com
申し込み締切日:12月20日 正午
主催団体:FoundinBase

<ゲストスピーカーリスト>(敬省略)
『デザインする』
◯角田真祐子・長谷川哲士(minna)
+株式会社minna
+2013年、角田真祐子と長谷川哲士を中心とする、みんなのためのデザインチームminnaを株式会社として法人化。【みんな】のために【みんな】のことを【みんな】でやるをコンセプトに、グラフィックやプロダクトなどのジャンルにとらわれず、領域を越えて幅広くデザインを行う。
http://minna-design.com/top.php

『人を育てる』
◯藤間朝子
+大手外資系ヘルスケア企業
+外資系ヘルスケア企業において人財に関する業務に取り組みながら、日本のサラリーマンの意識を高め、世界に通じるリーダーを育成することに情熱を傾け中。自身の組織に留まらず、世界中で活躍する日本の人材を増やしていくための取り組みを進めていくことを計画中、仕事の傍らで3歳から始めた音楽活動を今も継続中。「働きながら音楽を楽しむ人」をコミュニティ化した「はたらくミュージシャン協会」コア・メンバー。
http://www.worklifemusic.org/

『スポーツに恩返しする』
◯阿部博一
+三菱総合研究所
+大学卒業後、V・ファーレン長崎(当時JFL)にプロサッカー選手として加入し、3シーズンプレー。2010シーズンに戦力外通告を受け、大学在学中から英語を学んでいたこともあり、心機一転アメリカへの留学。日本に帰国後、三菱総合研究所でインターンした後、同社へ入社。オリンピックに関する調査活動などを行う。
http://ameblo.jp/hirocom25/

『社会に奉仕する』
◯橋本笙子
+特定非営利法人ADRA Japan 事業部長
+1988 年、ADRA の青年海外ボランティア活動であるマレーシアでの井戸掘りに参加。その後も仕事を続けながらADRA Japan のボランティアとして海外プロジェクトに参加し。1996 年にADRA Japan のスタッフとして広報を担当し、1999 年からは団体の運営・事業全般に関わる。特にコソボ、リベリア、スーダン(ダルフール・スーダン南部)、中国四川大地震などの緊急救援事業で成果をあげる。現在は事業部長として、緊急救援事業、開発支援事業、国内事業全般を統括している。2児の母。 ジャパン・プラットフォーム(JPF)NGOユニットの副代表幹事、日本UNHCR-NGOs評議会(J-FUN)の共同議長、災害即応パートナーズ(PDR)の共同代表などを歴任。
Marie Claire2009年3月号の「プラネット・ウーマン100」に選ばれる。+http://www.adrajpn.org/index.html

『人間を知る』
◯山本尚毅
+株式会社グランマ
+石川県出身。北海道大学農学部を卒業後、都内のシステム会社に勤務。社会起業家に強い興味を持ち、会社退職後、仲間と共に株式会社グランマを立ち上げる。「カタリスト(触媒)」としてすべての人々が自らの意志で未来を切り開ける「日常」をつくることを目指し事業を展開している。1年間に200冊の本を読む変わった習慣の持ち主。
http://granma.asia/

『学校を作る』
◯香山真一
+岡山県立和気閑谷高等学校 校長
+岡山県津山市出身。ロシア文学を学ぶべく富山大学に進学するも勉学で挫折し、そこから国文学を学ぶ。大学卒業と同時に岡山県の教職員として、現在まで教師として勤める。岡山県立操山高校では無名の登山部をインターハイ出場、全国3位に導くなど、生徒の意欲を引き出し共通の目標に向かうことで生徒の成長を促す。また同校教務主任時代に「協同学習」のスキームに出会い、そこから「共に学び、探求する」学習プログラムの導入に傾心する。現在は岡山県立和気閑谷高校の校長として、地域を舞台にしたプロジェクトベースドラーニング「閑谷學」を導入、実施している。

『人を育む』
◯松原真倫
+津和野町営英語塾HAN-KOH
+1986年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。学部、大学院では政治学の研究室に所属し、主に自治体研究に取り組む。2014年4月に大学院を休学し、島根県津和野町に赴任。FoundingBaseと津和野町が進める島根県立津和野高等学校の魅力化事業の一環で新設された、町営英語塾HAN-KOHの運営担当を務める。
http://alternas.jp/work/challengers/53230

『編集する』
◯江森真矢子
+株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
+東京都出身。自由の森学園を卒業後、一浪を経て国際基督教大学に入学。同大学社会科学部(社会学専攻)を修了し、日能研グループにて新規事業を担当。9年間同社に勤めながら、学校のウェブサイトのディレクションや、総合学習のプログラムづくりなどを手掛ける。2007年に株式会社リクルート(現リクルートマーケティングパートナーズ)に入社し、進路担当の教職員や学校管理職向けの教育専門誌『キャリアガイダンス』シリーズの編集に携わる。小さい頃から、野山で遊ぶことが大好きで、いまでも仲間と一緒によくキャンプに出掛ける。週末には自宅が宴会会場になることもしばしば。

and more!!

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