夢や目標に向かって頑張る人もいるけどそんな人ばかりじゃないでしょ。そういうことを意識しなくても、ただ生きているだけで幸せという人もいる。そういう若者にとっては、きつい世の中ですよね。
私自身、ビジョンとか目標をあまり意識したことがないんですよ。目の前にあることをひたすらこなしていって、その先のことはその時になったら考える。フリージャーナリストとしての活動も初めから目標としていたわけではありません。
目の前の仕事をクリアして、ステップを踏んでいくうちに、今の道にたどりついたという感じ。まだまだ途上ですが。
夢やビジョンを持つのもいいけど、そればかりに気をとられると今、この瞬間が疎かになりがちです。だから「今を充実させる」というのは大事なことだと思います。そうすれば自ずと自分が進みたい道に繋がっていくから。(引用:「なでしこVoice」)
山本さんの訃報には多くの人が悲しんだ。カンボジアを中心として東南アジアで活動するフォトジャーナリストの安田菜津紀さん(25)は自身のツイッターでもその気持ちを述べている。
(以下引用:8月21日安田菜津紀さんのツイッターから)
【ジャーナリストがどこかの国で亡くなる度に、誰かが「そんな危ない国に行く方が悪い」と批判する。ある先輩が言っていた。「本当に伝えなければならないことがある場所に、”安全”な場所は殆どない」。頭の中がぐちゃぐちゃだ。】(オルタナS副編集長=池田真隆)
・なでしこVoiceに掲載されている山本さんのインタビューはこちらから