買い物や食事が寄付に繋がるキャンペーン「アクション・フォー・ホッカイドウ2012(Action for Hokkaido 2012)」が9月8日からおよそ2カ月間行われる。北海道が旗振り役となり、ゆかりのある企業や飲食店が集まった。道民が日常生活で意識しないような社会問題に、消費活動を通じて、目を向けさせるのが狙いだ。

Action for Hokkaidoのロゴ。寄付対象商品や参加店舗にはこのロゴが並ぶ。


青い鳥が北海道の形にデザインされたロゴマークの商品を購入すると社会課題を取り組む4団体に寄付される仕組みだ。

プロジェクトの中心メンバーのたはこみわさん(34歳)は「団体の支援という形をとっているが、今回は普段意識しない社会問題に目を向けてほしいということが第一目的。今後は、キャンペーンをきっかけに、コーズ・リレイテッド・マーケティングが北海道に浸透してほしい」と語った。

これまでも同様な取り組みは多々あったが、多くの場合、企業と寄付先の関係が1対1となってしまっていたり、消費者に対する寄付先の活動報告が不十分なことが課題でもあった。

同プロジェクトは自治体が主導する強みを生かしながら、企業と寄付先が複数繋がっている。同時に、それぞれの団体が向き合っている社会課題もアピールする。

多くの企業が参加したこのプロジェクトだが、残念な部分は、期間が2カ月弱に限定されていることだ。

たはこさんは「この期間内で青い鳥のロゴがついた商品やサービスがほかの商品より伸びることが確認できれば、このような仕組みが民間にも定着していくと思う」と語った。

9月8日、9日には札幌駅前通地下歩行空間「憩いの空間」でオープニングイベントも催される。(オルタナ北海道支局長=横山光紀)


Action for Hokkaido 2012ホームページ
http://action-for-hokkaido.com/index.html
【寄付先のNPO法人ホームページ】
 NPO法人 iCareほっかいどう
http://icare-h.org/
環境NGO ezorock
http://www.ezorock.org/
NPO法人 のこたべ
http://nokotabe.org/
北海道フリースクール等ネットワーク
http://www13.ocn.ne.jp/~fs_net/index.html