公演するのは、「A COMMON BEAT(コモンビート)」というアメリカ発のミュージカル作品。同作品のテーマである、「Symphony of Human Culture(文化の交響曲)」を感じながら、歌や踊りを磨き、参加者同士でコミュニケーションを取る。

ミュージカルの主催団体であるNPO法人コモンビート(東京・世田谷)代表の中島康滋さんは、「この作品は一人ひとりが完璧に演技をこなしただけでは作れない。バックグランドの異なる100人がまとまってこそ、完成する」と話す。

100日間といっても、全員で練習できるのは、週末のみだという。限られた期間で作り上げるには、参加者それぞれの自主性と主体性、そして、協調性が不可欠である。

作品作りを通してコミュニケーションを取る参加者たち


そのような積極性を参加者が保つために、モチベーションを維持するマネジメントも必要である。中島さんは、「自分を認める働きかけ」と「目標の共有とリマインド」が大切だと話す。

参加者が主体性を持つ続けられるマネジメントとは

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