メンター学生部は11月30日、「ベストオブ学園祭2014 表彰式」を開いた。大学の学園祭のグランプリを投票で決めるコンテストで、今年参加した学園祭数は23。グランプリには、上智大学「ソフィア祭2014 Sophia festival」が選ばれた。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

表彰式には、20を超える大学の学園祭実行委員が集まった=11月30日、東京・渋谷のBARU&DINING GOHAN ゴハン 渋谷神南店

表彰式には、20を超える大学の学園祭実行委員が集まった=11月30日、東京・渋谷のBARU&DINING GOHAN ゴハン 渋谷神南店で

ベストオブ学園祭とは、大学生が全国の大学学園祭のNO1を決めるコンテストだ。公式サイトで、35大学の学園祭の記事が掲載され、ウェブ投票で、大賞と副大賞に加えて5部門の表彰を決める。

学生たちの投票でグランプリに輝いた上智大学の学園祭は、11月1~3日まで開催された。約4万人が訪れ、大盛況のソフィア祭は、エコ活動にも力を入れている。同祭では、模擬店が多く出店するため、大量の廃油やco2が排出されている。

そこで、模擬店の廃油を業者に依頼し、新エネルギーとして、来年のソフィア祭に再利用する取り組みを行った。ソフィア祭期間なら、家庭廃油の回収も受け付けている。

投票結果では、上智大学に次いで早稲田大学「早稲田祭2014」、そして、明治大学「第130回 明大祭」が受賞した。

章を受賞した3校の委員長。左から、明治大学、上智大学、早稲田大学

章を受賞した3大学の委員長。左から、明治大学、上智大学、早稲田大学=11月30日、東京・渋谷のBARU&DINING GOHAN ゴハン 渋谷神南店で

表彰式には、早稲田大学や慶応義塾大学、明治大学など22大学の学園祭実行委員約150人が参加した。同式は、学園祭を企画した実行委員をねぎらう会として位置づけられ、盛り上げ役として複数の大学生が協力した。

式のMCを担当したのは、早稲田大学放送研究会の真辺樹さんと北村星香さん。音響は同研究会の音響技術部が担当。同大学からは、アイドルユニット「わせ女なんて呼ばないで」と「早稲田大学お笑い集団POP3」が出演した。

■学園祭が青春のすべて

毎年、多くの学生でにぎわう学園祭だが、実行委員の陰のがんばりがなくてはそもそも成立しないもの。実行委員会に所属する学生たちは、学園祭当日は遊べないが、青春を学園祭の成功にかける。

そして、そんな実行委員会を支えているのが、同式を開いたメンター学生部だ。公式サイトには35大学の学園祭の記事が掲載されているが、これを書き上げたのは、メンター学生部に所属する8人の大学生たち。夏から学園祭シーズンである秋までに、各大学に足を運び取材した。

メンター学生部の吉村祐人さん(早稲田大学文学部2年)は、早稲大学や東海大学などの取材を担当した。取材で印象に残っているのは、早稲田祭2014の実行委員長をインタビューしたとき。昨年の学園祭が終わった次の日から、すでに運営委員会は準備にかかっていると聞かされたという。

北里大学や東京外語大学などの取材を担当した森愛子さん(フェリス女学院大学国際交流学部2年)は、「東京外語大学では、多くの学生が留学に行くが、留学に行かずに、学園祭の準備にかけている実行委員の母校に対する熱意を感じた」と言う。

ベストオブ学園祭2014代表を務めた迫さん(法政大学2年)は、「夏休みから秋にかけて、毎週のように取材してきた。学園祭、そして実行委員会の人たちを盛り上げることができてよかった」と話した。

【ベストオブ学園祭2014の各賞】
大賞 上智大学ソフィア祭2014
準大賞 早稲田大学「早稲田祭2014」
装飾部門最優秀賞 上智大学ソフィア祭2014
装飾部門準優秀賞 明治大学第14回生明祭
広報部門最優秀賞 明治大学第130回明大祭
広報部門準優秀賞 青山学院大学青山祭2014
エコ部門最優秀賞 東京女子大学第61回VERA祭
エコ部門準優秀賞 青山学院大学第12回相模原祭
運営部門最優秀賞 早稲田大学「早稲田祭2014」
企画賞 武蔵大学第62回白雉祭
Web投票部門 1位 青山学院大学第12回相模原祭
Web投票部門 2位 北里大学第52回北里祭

・ベストオブ学園祭2014の公式サイトはこちらから

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