‘女子’大生による’女子’の性を語るトークショーイベントが6日、東京女子大学で行われた。主催は東洋英和女学院大学かえでの虹と東京女子大学セクシュアリティ研究会。
「あなたにとってセックスとは?」という、セックス観を問うテーマから始まったトークショーではセックス、マスターベーション、セクシュアリティ、性欲など多くの性の話題が一人称で語られた。
「女にも性欲あるの?と未だに言われびっくりする。オナホールを買う男性は認知されているのに、女の人がバイブを買うと、変態扱い。性欲があるって言いづらいし、自分で(自身の性欲を)認めることも難しいのでは」と語るのは日本初女性向けのSex Toyを女性のみで経営・販売する『LOVE PIECE CLUB』創業者の北原みのりさん。
「セックスにおけるコミュニケーションをとれている女性はすごく少ないと感じる。きもちよくないのに、きもちいいふりする、とか。コミュニケーションをとれる相手と、コミュニケーションの一環としてセックスがあってほしい。自分と相手との関係性が対等であり、コミュニケーションがとれているか意識してほしい」と話すのは、女性専門のカウンセリングルーム代表の荻尚子さん。
荻さんは、セックス時だけに限らず、パートナーとのコミュニケーションをとることの難しさ、そこから起こりうるDVやモラルハラスメントについても言及した。
主催者は、「性について話したければ話せばいいし、話したくなければはなさなくていい。性を語るということを主体的に選び取ってほしい。それが自分を大切にすることにつながるし、そのことにより築ける関係性があるのではないだろうか」と話した。
トークショー後のグループワーク参加者からは、「こんなにオープンに自身の性について語ったのは初めて」との声もでた。日常の中でも’女子’が主体的に性について話せる場が増えることを願う。(オルタナS編集部員=藥師実芳)
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