チョコレート・アライアンスは、「人と環境にやさしいチョコレートである愛のあるチョコレート」の認知を高め、それを積極的に選んでくれる消費者を増やすことを目的に活動する団体である。フェアトレードやオーガニックのチョコレートの輸入、販売、普及に取り組む複数の団体・企業が2010年12月に立ち上げた協働プロジェクトである。
NPO法人ACE(エース)やフェアトレード・ラベル・ジャパン、ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジ、スローウォーターカフェがコアメンバーとなっている。
彼らは、チョコレートの消費が増えるバレンタインに向けて、人と環境にやさしい「愛のチョコレート キャンペーン」を実施する。
その第1弾企画として、「第3回チョコレート・サミット~カカオから考える調達と消費のサステナビリティ~」というイベントを11月2日に東京・青山の東京ウィメンズプラザ 1F 視聴覚室で午後2時から3部構成で開催する。
チョコレートに関わる人たちとより深い議論の場とするため、シンポジウムの参加者はチョコレートビジネスに関わる関係者・研究者に限定される。
カカオハンターの小方真弓氏が生産地のコロンビアから音声中継による基調講演を行い、CSOネットワーク代表黒田かをり氏による情報提供のほか、生産者、製造者、販売者が事例を発表し、マルチステークホルダーによるグループディスカッションを予定している。
夕方からの一般、学生を対象とした現地報告会では、生産当事者であるエル・セイボとパプア農村発展財団からの報告がある(逐語訳)。
参加費は、フェアトレードチョコレートとコーヒー付で1,000円。申込みは、11月1日の午前までにチョコレート・サミットのフェイスブックページにある参加フォーマットリンクから。(今一生)
●チョコレート・サミット~カカオから考える調達と消費のサステナビリティ~