トノハタ(和歌山県みなべ町)は29日、梅干を凍らせて食べる新商品「アイス梅」を7月上旬から発売すると発表した。梅干には疲労回復に効果があるとされるクエン酸が多く含まれており、節電でより厳しい今年の夏を乗り切る商品として注目を集めそうだ。

「アイス梅」は、パッケージごと冷凍庫に入れ、一晩たつと完成するという手軽なもの。子供からお年寄りまで幅広い世代が楽しめるヘルシーなデザートやおやつとして販売する。梅は、中国・福建省の専用農園で有機肥料を使い栽培されたものを使用。冷やしても甘酸っぱい風味を楽しめるよう、通常8%前後の塩分を2.5%まで下げているという。

営業企画室の小出悟司さんは、「一部の販売店では早く置いてほしいとの声があがっている」と話し、全国のスーパーやコンビニで順次販売していくとしている。(オルタナS 高橋 遼)