東京シャボン玉倶楽部(以下、シャボンズ)は、2010年秋、丸の内朝大学 環境・ソーシャルプロデューサークラスの企画から、誕生した。授業で発表するための企画だったが、「街中で人々が仲良くなれるような仕掛けがしたい」という想いから、2011年4月より活動を開始。
シャボン玉を選んだ理由を尋ねたところ、「子どもの頃の遊びを街中でみかけると、懐かしい気持ちになって心がざわっとしませんか。そういう仕掛けがしたかったのです」と、杉本さんは話す。
子どもの頃の遊びの中でシャボン玉を選んだ理由、それはタバコだ。正確にはタバコそのものではなく、会社や街中にある「喫煙所」に注目したのだ。
最近では禁煙する人も増えたようだが、喫煙所にも良い面がある。会社や街中にある喫煙所には、そこでしか生まれないコミュニケーションがあるのだ。「一服してくる」と言い、喫煙ブースの中でタバコを吸いながら雑談をする。会社では、同僚や上司、また違う課の人と話す絶好のコミュニケーションの場でもある。