続いて、「仮にデモがJR大阪駅構内であったとしても、駅の改札口付近など通行人の妨げになるような場所ではない。せいぜい同駅の敷地内であるにすぎず、公道との区別も判然としない場所。伝統的に表現活動の場として用いられてきたパブリック・フォーラムに該当すると考えられ、施設管理者の管理権は、憲法21条1項の『表現の自由』の前に、強く制約される」と主張した。
下地准教授は、「モジモジ先生」の愛称で知られ、大阪市のがれき受け入れ問題に関して反対運動を起こしていた中心的人物だ。
8月に開催された住民説明会で、橋下徹市長らに向けて、政府や環境省、大阪府市の広域がれき処理の対応について厳しく追及した様子がネット上で話題となった。
12月5日に出演したラジオ番組では、「がれき処理に関する環境省の検討会の議事録が隠されている。行政は東電原発事故で大量に拡散した放射性物質を閉じ込めて管理するという発想が基本的に欠けている」とも述べている。