オーガニックコスメは欧州を中心に生まれた。国ごとにオーガニックコスメを定義する基準が設けられおり、その基準をクリアするとパッケージにオーガニック認証ラベルが付く。認証団体ごとに基準は異なるため、一概にオーガニックコスメといってもオーガニック成分の配合量にはばらつきがある。
認証ラベルがあることでオーガニックコスメを判断する目安になるが、日本には未だにオーガニック化粧品に対する法的基準がない。そのため、ほんの数%のオーガニック成分が配合されているだけでオーガニックを謳う商品が存在し、消費者が混乱することになりかねない。
海外のオーガニック認証団体の認定を受けるメーカーもあるが、認証を取得するまでにはかなりの時間とコストを必要とするため、認証は取らず成分の良さを強調して訴求点とするメーカーもある。オーガニックコスメとその他の化粧品を区別するには、消費者自身が成分や認証についての多少の知識を持つことも必要かもしれない。
■オーガニックコスメの統一基準をつくる動きも